【1】ウイスキーの新たな飲み方を発見できる
【2】ウイスキーと紅茶の相性について理解できる
本日は、イギリスにとっては欠かすことのできない文化、ウイスキーと紅茶について見ていこうと思います。ウイスキーと紅茶の相性は良く、ウイスキーの紅茶割り『ウイスキーティー』等は愛されている飲み方の一つです。
イギリスと紅茶について
引用元:PhotoAC
イギリスと聞いて、皆さんはどのようなものを連想されるでしょうか?音楽好きにとってはビートルズ。お酒好きにとっては、ウイスキー。車好きにとってはローバーミニ。その他、多数の有名なものがイギリスにある為、人それぞれ連想するものが違うと思います。今回はその中でも、イギリス人が愛して止まない紅茶に焦点を当てていきます。
簡単にイギリスと紅茶の歴史について振り返ります。イギリスと紅茶との出会いは、17世紀頃であり、オランダの商船が中国から輸入したのが契機となります。その後、コーヒーハウス(喫茶店)文化の発展と共に紅茶文化が形成されていきます。詳しく知りたい方は以下外部リンクがお勧めです。
そして、普及していく中でイギリスは大きな外交的問題を抱えていきます。イギリスは、お茶の輸入の100%を中国に頼っていました。一方、中国は自国内で概ね経済が完結していたため、イギリスから購入する製品があまり無い状況でした。当時は銀での支払いが一般的で、このままではイギリスから銀が流出し続ける構図です。
そこで、貿易赤字解消の為、中国向けに販売を促進した製品が麻薬のアヘンです。そして、最終的にはアヘン戦争へと繋がっていきます。下記動画はイギリスと紅茶の関係、歴史について分かりやすく解説されており、非常に勉強になります。
紅茶の葉をウイスキーに漬ける
ウイスキーと紅茶を組み合わせる方法は多数あり、代表的なものではウイスキーを熱い紅茶で割ったり、冷たい紅茶で割ったり、リキュール等を加えたりします。今回は紅茶の葉自体をウイスキーに漬けて、エキスを抽出することで、より紅茶感を味わえるようにしたいと思います。
本日も、漬ける為に使用するウイスキーは変化が分かるように、無着色の『カティーサーク』とします。漬ける瓶には、リプトンの茶葉をティーカップ1杯分を入れました。
紅茶の葉を入れた瓶に、ウイスキーを注ぎ入れます。おそらくエキス抽出までにはそれほど時間はかからないと思いますので、2~3時間程で今回はテイスティングします。
漬けて2時間が経過しました。予想通り、2時間あれば十分抽出できていそうなビジュアルです。
テイスティング
どの飲み方でも良さがあり、いずれも非常に美味しいです。
■ストレート
当然といえば当然ですが、紅茶の香りがします。全体的に厚みがあるので、熟成が進んだような印象を受けます。若干、ダルモア等の要素も感じる事ができるような、できないような。
紅茶の芳醇さと甘み、後半は渋さがウイスキーに付加されています。少し漬けすぎたのか、渋みが優勢ですが、ウイスキーとの相性がいいです。シングルモルトを飲んでいる感覚があります。
■少量の加水
加水することで、紅茶のフローラルさが出てきます。また、ウイスキーよりもお茶の要素が全体的に強くなります。ストレートより少し加水する方が、飲みやすいです。
■トワイスアップ
美味しいです。ただし、ウイスキーを紅茶で割るのと差がないように思います。
■ロック
いいです。苦味や渋みが目立ってくるので、落ち着いて飲めます。
■ハイボール
めちゃくちゃ美味しいです。レモン入れるとより映えます。下手なシングルモルトでハイボール作るより、圧倒的に美味しく、コスパも良いです。紅茶好きにはたまらないと思います。
以上、本日は紅茶の葉をウイスキーに漬けて飲むでした。色々なものを漬けてきましたが、最も美味しい飲み方の一つでした。
その他、『飲み方』シリーズ多数ありますので、是非気になったものを試してみて下さい。ウイスキーの紹介もしていますので、その他のページも是非ご覧ください。
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