ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【飲み方】椎茸(しいたけ)をウイスキーに漬けて飲む

【1】ウイスキーの新たな飲み方を発見できる

【2】ウイスキーと椎茸(しいたけ)の相性について理解できる

 

 本日は、旨味が沢山詰まった椎茸(しいたけ)をウイスキーに漬けて、より深みのあるウイスキーができないか試したいと思います。

 

ウイスキーと椎茸(しいたけ)について

引用元:無料写真素材「花ざかりの森」 (forest17.com)

 椎茸には、旨味成分と言われるグルタミン酸やグアニル酸が豊富に含まれており、出汁を取る上で重要な材料として重宝されています。特に日本においては古くから愛されており、独特の風味と旨味が料理の深みを創るとされ、煮物、焼き物、和え物等幅広い調理方法で使用されています。また、低カロリーである一方、ミネラル、タンパク質、ビタミンを多く含んでると言われています。

 


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 海外でも人気が高まっており、日本よりも自由な発想で椎茸が楽しまれています。例えば、アイスクリームに椎茸パウダーをふりかけることで、味の深みを楽しんだり等。人気の高まりから、米国Amazonサイトで、椎茸の特集ページが組まれたり、海外向けに椎茸の魅力を解説する番組が放映されたりと、ひそかにブームになりつつあるように思います。

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 本日は、そんな素敵な食材である椎茸をウイスキーに漬ける事で、ウイスキーにより一層深みを出すことができるのではないかと思い、実際にやってみます。

 あまりメジャーではないですが、椎茸をホワイトリカーに漬け込んだ、『椎茸酒』というものが実際にレシピとしてあり、深みを楽しめるユニークなお酒です。きっとウイスキーでも美味しいお酒に仕上がるはずです!

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椎茸(しいたけ)をウイスキーに漬ける

 椎茸は乾燥している方が、旨味成分を多く含んでいる為、今回は乾燥椎茸を使用していきたいと思います。椎茸を小瓶に思う存分詰めていきます。

 今回使用するウイスキーは毎度おなじみカティーサークです。ウイスキーは着色されているケースが多いですが、本銘柄は着色されていないので、漬ける事による変化が分かりやすい為です。

 

 さて、瓶詰めが完了しました。沢山、椎茸が入っているので、時間が経てば椎茸エキスがウイスキーに移っていくことでしょう。1週間程寝かしていきます。皆さんも自宅で試される場合、酒税法の範囲内で実施してみてください。

 

テイスティング

 ちょうど、1週間経過しましたので、飲んでいきたいと思います。想定よりも色の変化は少なかったです。

 

■ストレート

 香りは、カティサークの爽やかさは落ち着いて、その代わりに旨味が詰まっている事がわかる具合になっています。香りの余韻が、椎茸です。椎茸好きでないと少し抵抗感がありそうです。

 テイストは、大部分が椎茸です。軽くカティサークらしい爽快感がありますが、余韻は椎茸独特の風味がとても長く続きます。少しキノコ臭い。

 

■少量加水

 香りはストレートよりも、松茸に近づきます。テイストも丸みを帯びてきます。ストレートではキノコの若干の臭いがあったのですが、加水する事で飲みやすくなりました。旨味成分も感じる事ができます。キノコが優勢なお酒と言った感じです。悪くはないです。

 

■トワイスアップ

 カティサークのキレの良さが出てくるので、締まりが良くなります。

 

■ロック

 あ、冷やすとキノコの色々な成分を感じる事ができそうです。ウイスキーとしてのアイデンティティーも残っており、バランスが良くなります。ボディの深みが増しているのを一番感じる事ができます。

 

■ハイボール

 森(のキノコの主張が)薫るハイボールです。

 

 以上、本日は椎茸をウイスキーに漬けて飲むでした。程度を上手く加減できれば、ウイスキーの良さを引き出せるポテンシャルはあるように思います。

その他も食材でも色々試しておりますので、是非試してみてくださいね。

 

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