ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【飲み方】大人の自由研究、アサガオの搾り汁でウイスキーを飲む

【1】ウイスキーの新たな飲み方を発見できる

【2】子供の頃に戻った気持ちで、ウイスキーを楽しめる

 

 アサガオの花を使って、楽しくウイスキーが飲めないか試してみたいと思います。皆さんも是非、小学生に戻った気分で一緒に実践してみて下さい。

 

アサガオの花の特性について

 日本で育った多くの方は、小学校1年生頃に学校でアサガオを育てたのではないでしょうか?私は夏休みに自宅に持ち帰って観察して、記録を残す夏休みの宿題を今でも思い出します。(夏休み明けには約半数が世話をせずに、枯らしていました。私もその一人。)

 ご存じの方も多いと思いますが、アサガオの花には、ポリフェノールの一種の『アントシアニン』と言われる色素が含まれております。そしてこの『アントシアニン』は水に溶けやすく、周囲のpH(ペーハー)値に反応して、色を変化させる特性を持っています。ざっくり説明しますと、酸性であれば赤色、アルカリ性であれば青色に変化していきます。

 私の家には、実家から連れて帰ってきた、アサガオがありますので、ウイスキー好きとして、このアサガオを使って、毎日の晩酌をより楽しめる方法を模索します。それでは、アサガオの花の収穫に向かいます。 

 

アサガオの花をつぶして絞る

 採れたてほやほやです。約6個分の花を収穫する事ができました。余談ですが、アサガオの花は時間によって花びらの色合いが変化します。一般的には早朝の咲き始めは弱アルカリに傾いており、青色の花びらとなります。しかし、時間が経過するにつれて、アサガオの花自体が弱酸性に傾く為、ピンク~赤色に変化していきます。(種類によって多少異なるようですが)

 

 この花びらをスプーンで潰して、アントシアニンを水に溶かしていきます。アサガオの花が無くて、途方に暮れている方!ご安心下さい。紫キャベツやブルーベリー等でも代用できますよ。

 

 いい感じです。これで大人の自由研究ができそうです。

 

 本日使用するのは、極力色がついていないウイスキーを選定する必要がありますので、着色等がされていない、『カティーサーク』を選定しました。

 

 少し、贅沢なウイスキーで楽しむのであれば、ブルックラディーがお勧めです。

 
 実験をする前に、ウイスキー自体と炭酸水が中性では無い事を確認する必要があります。その為、飲む前にpH値を確認しておきます。

 酔っ払いには扱いが簡単で、手頃なpH試験紙が販売していたので、これで測定していきます。子供との家庭実験にも使えそうです。

 

 ウイスキーのpH値は、約5.5です。つまり弱酸性という事になります。少し、酸性度が弱く、色が上手く変化するのか心配ではあります。
 

 次に炭酸水です。炭酸水もpH6程度ですので、弱酸性という事になります。これらの測定結果から、ピンク色に変化する事が想像できます。
 

テイスティング

 まずは、色の変化が分かりやすいであろう、ストレートのウイスキーに『アサガオ汁』を注いでいきます。

 あら不思議!!2~3滴程度で、ここまで鮮やかなピンク色に変化しました。これだけかわいい色でしたら、どのような方でもウイスキーに親しみが湧くのではないかと思います。わくわくしますね!

 

 次は、神戸スタイルの氷を入れないハイボールを作って、ここに『アサガオ汁』を注いでいきます。

 

 液体の量が多いので、上手くいくでしょうか、、、

 期待よりも淡いですが、それでも淡いピンクも、いとをかし。工夫したいで、より楽しいウイスキーライフになります。

 今度大量にアサガオの花を入手できたら、アサガオの花を大量に潰して、その色水で炭酸水を作ってみようと思います。そうしたら、もっと濃い色のハイボールが作れる気がします。

 

 以上、本日は『大人の自由研究』でした。【飲み方】シリーズ、他もございますので、是非ご覧ください。

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