【1】自宅でチャコールメローイングしたウイスキーのテイストを理解できる
【2】新たな飲み方が発見できる
皆さんお馴染みの『ジャックダニエルシリーズ』はチャコールメローイングという独自の製法を行っており、すっきりした味わいを作っています。それでは、その工程をシングルモルトで、且つ自宅で実施した場合にどのようなテイストになるのでしょうか?実際にやってみました。
チャコールメローイングについて
引用元:プロセス | Jack Daniel's (jackdaniels.com)
チャコールメローイングは、テネシーウイスキーである『ジャックダニエルシリーズ』において、実施されている製法になります。テネシーウイスキーはバーボンと法律上の規定は同じですが、『チャコールメローイング』が実施されているかどうかで区別されます。(後はテネシー州で造られているか否か)
チャコールメローイングとは、蒸留直後のスピリッツを炭(サトウカエデ)の層に通過させて濾過する製法を意味します。数滴をぽたぽたと落として8~10時間を掛けて濾過することにより、雑味を除去でき、まろやかで口当たりの良いウイスキーになります。
ジャック ダニエルと他のバーボンウイスキーを飲み比べて頂ければ実感されると思いますが、ジャック ダニエルはバーボン特有のウッディーな感じが洗練され、フルーティー且つ、ハーブのようなすっきりした味わいとなっています。
シングルモルトとチャコールメローイングについて
本来は、蒸留直後のスピリッツをチャコールメローイングするのですが、入手する事が困難ですので、今回は販売されているウイスキーを使用して、ジャックダニエル風のすっきりした味わいにならないかを試してみます。
また、本来はトウモロコシを主原料とするバーボンにおいて、チャコールメローイングするのが一般的であり、シングルモルトをチャコールメローイングしている銘柄は、筆者が知る限りでは以下の銘柄のみとなります。限定銘柄で、再購入が難しいので、自宅で造れるのであれば、幸運です!!
chikurya-whisky-tokidokiwasyoku.com
チャコールメローイングする
本日は、シングルモルトとして『クライヌリッシュ14年』を選択します。本銘柄は、『スコッチシングルモルトの全てのテイストを含む銘柄』と表現される位、スコッチらしい味わいとなっています。ジョニーウォーカーのキーモルトの一つであり、本銘柄がスコッチのイメージを作っていると言っても過言ではないと思います。
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最後に
何事も、程々が大切だと改めて学びました。ただ、10回位までですと(約10時間程度)ジャックダニエルを感じながらシングルモルトも楽しめます。(それでも少し熟成感が無くなってしまいますが)
やはり、ジャックダニエルの製法は偉大なり。そして、クライヌリッシュ14年は、購入そのままの状態で楽しむのが一番です。