【1】押さえておきたい、アイリッシュウイスキー銘柄を知れる
【2】アイリッシュウイスキー代表銘柄の特徴が理解できる
本日は、今勢いのある蒸留所が多数誕生しており、再評価されてきている『アイリッシュウイスキー』のおすすめ銘柄について、ご紹介します。
国内において、スコッチの方が知名度が高いですが、実はアイリッシュは比較的ウイスキー経験の浅い方でも飲みやすい銘柄が多く、また自由な発想で新たなウイスキー造りにチャレンジされている蒸留所が多いです。その為、近年どんどんファンを獲得、再評価され始めています。
種類も豊富にあるのですが、アイリッシュを知る上で押さえておくと、今後のアイリッシュライフが楽しくなるであろう、銘柄をご紹介します。
おすすめ銘柄
■ジェムソンスタンダード
▶お勧め:癖の少ないウイスキーを好む方、ライトなテイストを好む方
▶価格帯:2,000円代
まずは、アイリッシュでのシェアが70%以上を占めているシリーズの定番銘柄、『ジェムソン スタンダード』。アイリッシュの特徴が理解しやすい銘柄であり、ハイボールが特に美味しいです。その他、加水にも強い銘柄であり、アイリッシュらしいオイリーさとライトですが、ナッツ等の旨味が詰まった魅力を持っています。
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■ジェムソン スタウトエディション
▶お勧め:癖の少ないウイスキーを好む方、ビールの苦味が好きな方
▶価格帯:2,000円代
ジェムソンウイスキーを熟成する樽を使用して、スタウトビールを熟成させた後に、その樽を使用して更にジェムソンを追加熟成させた銘柄になります。
アイルランド発祥のアイリッシュウイスキーとスタウトビールの夢のコラボであり、後味にビールの苦味、コーヒーのようなテイストを感じるのが特徴です。ビール好きの方は是非試して頂きたいです。
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■レッドブレスト12年
▶お勧め:伝統的なアイリッシュを楽しみたい方、シェリー系がお好きな方
▶価格帯:6,000円代
アイリッシュの中でも、シングルポットスチルウイスキーというカテゴリーに分類され、独特なオイリーさとスムーズさを兼ね備えたテイストになるような製法を採用しています。
クリアなトーステッドウッドの香りの中に、アイリッシュらしいフルーティーとスパイスさを感じます。こちら3回蒸留の為、比較的飲みやすくその中に、複雑な風味が絶妙なバランスで保たれています。アイリッシュ愛好家の支持が厚い銘柄です。
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■ブッシュミルズ10年
▶お勧め:上質なモルトを堪能したい方、テイスト豊富なウイスキーが好きな方
▶価格帯:4,000円代
アイリッシュの中で、近年最も勢いのある蒸留所の代表銘柄になります。伝統的なアイリッシュの製法で製造され、使用されるモルトの甘みも感じれる銘柄です。更に、スパイシーさとミントのような爽快感も感じる事ができる、コンテンツが豊富な特徴を持っています。飲みやすく、そして飲み飽きない、そんな銘柄です。
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■カネマラ オリジナルピーテッド
▶お勧め:ピートが好きな方、フルーティーなテイストを好む方
▶価格帯:4,000円代
スコッチのピートが効いた、アイラウイスキーのラフロイグやボウモア等を意識して造られた銘柄。とはいっても、フルーティーメインの内容になっており、リンゴ系の果実感に加え、バーボン樽由来のバニラやハチミツも楽しめます。後半は意外とスパイシー且つドライ。バランスも良く、私は、スコッチ、アイリッシュの中で最も好きな銘柄の1つです。本銘柄が販売終了とかあれば、1週間は寝込む自信があります。
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■ターコネル
▶お勧め:落ち着いたウイスキーをお探しの方、素朴なテイストが好きな方
▶価格帯:3,000円代
過去に存在したワット蒸留所が保有していたブランドを復活させた銘柄。カネマラを造る、クーリー蒸留所が復活させました。本銘柄はスコッチシングルモルトと同じ製法、工程で製造される為、スコッチらしい特徴を持っています。
スコッチ同様の2回蒸溜であえてモルト本来の風味を残すこだわりを持っており、且つノンピート。クセや香りは強くなく、フレッシュで後味はすっきりしている。素朴で飲み飽きない、そんな銘柄です。
■イエロースポット12年
▶お勧め:オークの香りを楽しみたい方、伝統的なアイリッシュを飲みたい方
▶価格帯:13,000円代
名前の由来は、熟成樽に年数が分かるように色別のラベルを付けていたことから来ています。ルーチンで販売している種類は、7年、10年、12年、15年。その中でも12年は価格とテイストのバランスが良い銘柄です。
白ぶどうのような香りの後にウッドスパイス香が来て、最後に柔らかい甘さが来ます。ウッドの香ばしさから最後の甘さまでの幅が広く、余韻を楽しめるのが特徴。ボディーはアイリッシュらしいオイリーさがあり、他のポットスチルウイスキーではあまり無い、オークのテイストがぐっときます。
■ティーリング シングルモルト
▶お勧め:各種樽のテイスト、旨味を楽しみたい方、飲みやすいウイスキーが好きな方
▶価格帯:6,000円代
カネマラで有名な、クーリー蒸留所を創業した、ティーリング家の、ジャック・ティーリング氏が創業した蒸留所で造られている銘柄。熟成時に、シェリー、マデライ、ワインポート等の5種類の樽で熟成したモルトをヴァッティングしたノンエイジボトルとなっています。
5種類の樽が使用されており、非常にフルーティーで、白桃や白ブドウのようのような香りが楽しめます。アイリッシュらしいオイリーさと飲みやすさを兼ね備えており、アイリッシュの中では香りも存分に楽しめる銘柄です。人気近年沸騰中です。
■グレンダロウ13年
▶お勧め:なめらかな味わいのウイスキーが好きな方
▶価格帯:20,000円代
過去のスコッチの全盛期の再到来を夢見て立ち上げられたクラフト系シングルモルトウイスキー。原料には100%アイルランド産の大麦が使用されており、2回蒸留となっています。その為、モルトの風味も残っており、ウイスキーらしいウイスキー。
アメリカンオーク樽のみで熟成されており、バターのような風味と滑らかさが特徴。ストレートが一番本来の味わいを楽しめると個人的には感じます。
以上、本日はアイリッシュについて見てみました。まずは上記銘柄を試して頂くと、アイリッシュの良さ、特徴を理解できると思います。そして、より深みにはまっていくことでしょう!