ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【ジャパニーズ】ニッカ セッションを飲む・特徴と各種飲み方・評価について

【1】ニッカ セッションがどのようなウイスキーか理解できる

【2】各種飲み方でのレビューが分かる

 

 本日は、異なるモルトの多層感を感じる事ができる銘柄『ニッカ セッション』について見ていきます。ストレートやロックではモルトたちの複雑な奏楽を楽しめる銘柄であり、ハイボールでは飲みやすい華やかさを演出してくれます。

 

ニッカ セッションについて

[ギフト] ニッカ セッション 奏楽 箱付き 43度 700ml

 

 本銘柄は、ブレンデッドモルトウイスキーに分類され、異なる蒸留所のモルト原酒を組み合わせて造られています。主な構成は、余市蒸留所、宮城峡蒸留所、そしてスコットランドのベンネヴィス蒸留所で造られるモルト原酒になります。その他、スコットランドの他の蒸留所の原酒も使用されている様です。

 構成比率については公表されていない為、不明ですが、全体的には華やかなテイストに仕上がっており、ベンネヴィス蒸留所を含むスペイサイド、ハイランド系の比率が高いように思われます。

 一方、ポイントで宮城峡らしいフローラルさがあり、後半は余市の力強さが余韻と共に長く続いていきます。異なるモルトの多層的な味わいが楽しめる内容となっており、まさにブレンデッドモルトウイスキーの良さが発揮されていると思います。

 ストレートやロックでは余市の存在感が強い為、ある程度ピートやローストされた味わいが好みであることが条件になると思います。一方、ハイボールでは爽快感と華やかさが中心となり、飲みやすいです。比較的万人受けする味わいであり、後半のビター感が食事と合わせるにも良い働きをするので、シーンを選ばず楽しめる銘柄です。

 

宮城峡蒸留所について

引用元:Destilería de whisky Nikka en Miyagikyo | Travel Japan (Organización Nacional de Turismo de Japón)

 創業は1969年であり、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴氏が、スコッチの中でも華やかなウイスキーが多い、ローランドやハイランド系のウイスキーを目指して造った蒸留所になります。

 場所は宮城県仙台市に位置し、竹鶴氏が華やかで酒質の軽いウイスキー造りに適した水が確保できる場所として選定しました。既に稼働していた『余市蒸留所』は力強く、ピートの効いたウイスキーを目指して造った蒸留所に対して、宮城峡蒸留所は繊細なウイスキーを目指して造られた為、同じニッカウヰスキーが保有する蒸留所ですが、全くウイスキーの作り方が異なります。

 余市蒸留所と比較して、酒質が軽くなるように大きめのポットスチルを採用しており、繊細な味わいになるように、ポットスチルを加熱する際には、直火で行う余市蒸留所と異なる形式である、スチームで熱する間接加熱法を採用しています。是非、余市蒸留所が造るウイスキーと飲み比べて、ゆったりと大人の時間を満喫してみてください。

引用元:Destilería de whisky Nikka en Miyagikyo | Travel Japan (Organización Nacional de Turismo de Japón)

 

テイスティング

 飲み方によって、印象が異なる為、色々試してみると良いと思います。特に、ハイボールの華やかさと飲みやすさ・飲みごたえのバランスが絶妙です。

 

■ストレート

 香りについては、華やかさが支配的であり、スペイサイド/ハイランドの影響が強いように思います。その中に、ベンネヴィス由来?のクリーム感、その他シトラスや洋ナシ系のフルーツ感、宮城峡らしさが局所的にしっかり効いています。後半には余市らしいピート等も感じ取れます。

 テイストについて、前半は爽やかな華やかさ、後半~余韻は余市が存在感を出してきます。前半の華やかさは宮城峡なのか、ベンネヴィスなのか、それともその両方なのか、区別をつけるのが難しいですが、明るくフレッシュで飲みやすいです。後半は余市の独壇場であり、少し香ばしさとピートが長めに続きます。ストレートは、複雑なテイストの部類に入るように思います。

 

■少量の加水

 ストレートと大きな変化は無いです。私は、宮城峡の花らしさ(もしかするとスコッチかもしれなですが)が出てくるように思います。

 

■トワイスアップ

 タンニンの渋み、後半の余市独特のピートが特徴です。トワイスアップでも、耐えられる飲み口です。

 

■ロック

 ストレートと大きくは変わらないです。華やか、クリーミー、余市。です。ハチミツの様な甘みも感じますが、やはり余市が後半に居座ってます。ストレートより複雑ではないので、飲みやすさがあります。

 

■ハイボール

 爽快感がある華やかさと、軽いクリーミーさを感じるハイボールです。飲みやすさと飲みごたえのバランスが絶妙です。少し濃いめ程度で作ると良いかなと感じます。

 

 また、ベンネヴィスは、まだまだ知られていないですが、香り高くとても美味しい銘柄で、徐々に人気が出始めています。