ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【スコッチ】スぺイサイド・モルトウイスキーの特徴と銘柄について

【1】スペイサイド・モルトウイスキーの特徴が理解できる。

【2】スペイサイド・モルトウイスキー銘柄の一例を知れる。

 

 スコッチの中でも最大の生産地である、スペイサイド。スコットランドの蒸留所の約半数がこの地に集結しています。それでは、どのような特徴があり、どのような銘柄があるのでしょうか。見ていきましょう!

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スペイサイドについて

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 スコットランド最大のウイスキー生産地になります。スぺイサイドはハイランドの一部ですが、非常にウイスキー造りが盛んな為、ウイスキーを語る際には切り出して語られます。どれくらい盛んかというと、スコットランドの蒸留所のうち約半数の50程がこのスぺイサイドにあります。   

 

 スコッチの6大産地については以下を参照ください。

chikurya.hatenablog.com

スペイサイドの主要な蒸留所について

 非常に数が多いので、主要な蒸留所に絞って記載します。スぺイサイドモルトはブレンデッドスコッチ原酒として欠かせない存在であり、聞いた事がない蒸留所・銘柄であっても、その蒸留所のウイスキーをもしかすると既に口にしているかもしれませんよ。

・ザ グレンリベット

・グレンフィディック

・ベンロマック

・グレンバーギー

・ミルトンダフ

・グレングラント

・アベワラー

・マッカラン

・クランガンモア 等

スペイサイド・モルトの特徴について

 スぺイサイドのウイスキーを購入されたのであれば、まず始めに香りを楽しんでもらいたいです。私は待ちきれず、購入後、帰り途中に開封して『くんくん』してしまう程です。とにかく香りが良くフルーティー。

 香りの特徴としては若草のような、花のような、果実のような香りがします。口当たりもマイルドで、まるでデザート?と思わせるような味わいです。

 どのような飲み方でも楽しめてしましますが、香りが良いのでストレートからトワイスアップが特に楽しめると個人的には感じます。飲むのではなく、アイスにかけちゃうことも私は良くします。

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主要な銘柄について

 銘柄が多くて絞ることが難しいですが、代表銘柄(一部私の好み)をメインに記載します。

■グレンフィディック

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 グラスに注ぐと、洋ナシのようなフルーティーな香りがふわ~っときます。たまにすれ違うといい匂いがする方がいますが、その時感じる心地よさに近いです。(個人的感想です。笑)非常にフレッシュな果実香です。

 非常に飲みやすく、ストレートからハイボールまでどのような飲み方でも楽しめます。ウイスキーに興味を持ったけれど、どの銘柄から飲んでよいか迷うなぁという方は本銘柄をお勧めします。きっとウイスキーをもっと知りたいと思わせてくれる一杯となるでしょう。ちなみに、世界で最も売れており、価格もスコッチ・シングルモルトとしては手が届きやすいです。

 

■マッカラン

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 シェリー樽で熟成される為、濃厚なシェリーやドライフルーツの香りがし、その中にバニラや、私だけかもですが、キノコ?のような香りを感じる、非常に奥のある香りを楽しめます。

 ボディはリッチで余韻は若干スパイシーさを感じる、上品な1品です。『シングルモルトのロールスロイス』と言われるほど、評価されています。

 12年ですと¥6,000程で購入可能ですが、18年、30年は非常に高価な為、バーや量り売りでまずは試してみるのが良いのではと思います。

 

■ザ・グレンリベット

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 柑橘系の香りがし、非常に軽快で上品な一品。少量の加水をすることで、柑橘系の香りからはちみつやケーキのような香りになり、香りの変化を存分に楽しめます。

 香り、味すべてバランスが取れており、口当たりもマイルドで飲みやすい。

 

■モートラック レア オールド

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 蒸留工程で、複数の形状のポットスチルを使用し、非常に複雑な工程を経て完成された1品。ボディーはリッチでグレンフィディックのようにすいすい飲めるという感じではないが、独特なハーブのような個性的なフレーバーがあり、少々の加水がお勧め。

 

 以上、本日はスぺイサイドのウイスキーの特徴について見てきました。皆様が良きウイスキーと出会えますように。