ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【スコッチ】シーバスリーガルミズナラ12年を飲む・特徴と各種飲み方・評価について

【1】シーバスリーガルミズナラ12年がどのようなウイスキーか理解できる

【2】各種飲み方でのレビューが分かる

 

 主に日本を中心に生息しているミズナラ(オオナラ)の木で造られた樽で熟成された、『シーバスリーガルミズナラ12年』。なんと、日本向けに造られたウイスキーであり、とても飲みやすいです。それでは、本日は『シーバルリーガルミズナラ12年』を見て、飲んでいきましょう。

 

シーバスリーガルミズナラ12年について

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 『シーバスリーガルミズナラ12年』はスコッチブレンデッドウイスキーに分類されます。よくスーパーで販売されている『シーバスリーガル12年』との製造上の大きな違いは、熟成にミズナラを使用することで、非常に繊細で個性的なスパイシーさが楽しめる点にあります。

 全体の傾向としてシーバルリーガルシリーズはどれも飲みやすいウイスキーですが、本銘柄は、リンゴや桃の甘い香りと白木のような爽やかさが特に特徴で、口に含むとフルーティーさと爽やかさがふわっと広がり、最後スパイシーさで整います。

 本銘柄はシーバスリーガルのマスターブレンダーであり、日本文化にも造詣の深いコリン・スコット氏によって造られました。キーモルトはストラスアイラであり、それ以外にも12年以上熟成された原酒をブレンドし、その一部のウイスキーをミズナラの樽で後熟(いわゆる、マリッジ)させています。

 癖もすくなく、飲みやすい銘柄ですので、自分で購入して飲むもよし、大切な方へのプレゼントにも最適ではないかと思います。女性の方やこれからウイスキーを飲んでみるという方にも本銘柄は非常にお勧めです。

 

ストラスアイラ蒸留所について

引用元:Strathisla Brennerei - Whisky.de
 スコットランドに存在する蒸留所の中で、最も美しいと言われる『ストラスアイラ蒸留所』。風情があります。

 創業は1786年であり、スペイサイドの中では最も歴史のある蒸留所となっています。元々は、『ミルトン蒸留所』と呼ばれていましたが、1950年代にシーバスブラザーズ社が本蒸留所を買収し、『ストラスアイラ蒸留所』と名称を変更しました。

 本蒸留所で造られるウイスキーのほぼ全てがシーバスリーガル用であり、ほんの少しだけシングルモルトとして出荷されます。その為、チャンスと余裕があれば購入してみても良いかもです。

 
 本蒸留所の敷地自体は非常に狭い為、本蒸留所で熟成は殆ど行っておりません。原酒の大部分は別のシーバス社が保有する、熟成庫に輸送され、そこで最新設備で集中管理して熟成を行います。まさに伝統と最新技術の両面により、シーバスリーガルのウイスキーは造られています。
 

テイスティング

 ブレンデッドですので、どのような飲み方でもバランスが崩れにくく美味しいですが、特にストレートかハイボールがお勧めです。

 

■ストレート

 香りよし!りんごや桃の様な良い香りがします。木の香りも心地よいです。ミズナラがよい仕事をしています。

 味もよし!香り通りフルーティでありクリーミー。ミズナラ由来のスパイシーさが良いアクセントとなっており、飲み飽きません。 

 

■少量の加水

 ストレートとの違いが分かりにくいですが、香りは広がり、飲みやすさ度合いが増しました。

 

■トワイスアップ

 フルーティーさは増しました。しかし、少々物足りなくなりました。クリーミーさが無くなった為、そう感じるのでしょうか。

 

■ロック

 冷やす事で、リンゴ感が強くなりました。一方スパイシーさも強調され印象が大きく変わります。個人的には好きですが、本銘柄のフルーティーさを存分に味わいたい方は、イマイチの飲み方かもしれません。

 

■ハイボール

 とても爽やかであり、スパイシーさが良いキレとなっています。これは和食にも合うんじゃないかなぁ!

 

 以上、本日は日本向けに造られた『シーバスリーガルミズナラ12年』についてでした。日本向けに造られただけあって、飲みやすくて多くの方に愛される理由が分かります。