ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【雑記】ボリス・ジョンソン氏(イギリス前首相)を追いかける

【1】イギリス第77代首相ボリス・ジョンソン氏の魅力が理解できる

 

 本日は、寝癖がかわいいイギリス前首相、ボリス・ジョンソン氏についてみていきます。ユーモア溢れるパーソナリティであり、ファンの方も多いのではないでしょうか。ウイスキー片手に、さあ追っかけましょう!

 

ボリス・ジョンソン氏について

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 上記動画を観れば、大方どのような方なのか理解できると思います。イギリス第77代首相であり、2019年7月24日から2022年9月6日という短い任期の中で、コロナやウクライナ関係等多くの問題に直面しました。また、EU離脱(ブレグジット)を推進したことでも有名です。

 ジョンソン氏は失言や問題行動で、多くの批判を受けてきました。一方で、ジョークで交わす様子や、格式高いイギリス首相と思えない、フランクな対応には魅力を感じずにはいれませんし、カリスマ性があるのも事実です。その為、多くの支持者も獲得しています。

 

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 こちらは、ムスリム女性の一部が身に着ける、ブルカについての不適切発言にて、記者にコメントを求められる場面になります。自宅にあるマグカップをかき集め、紅茶を記者に振舞う姿は、『お茶を濁す』とも言えますし、日本(京都)で言う『ぶぶ漬け』の様にも思えます。

 

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 就任して間もなく、コロナが流行し、難しい対応に迫られます。この後、イギリス経済は苦しい局面へと向かっていきます。

 

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 そして、ご自身もコロナに感染し、一時集中治療室に入る場面もありました。その後、回復し、上記動画の演説が行われます。

 

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 コロナ下、国民には行動制限の依頼をする一方、パーティーに参加していたという疑惑が浮上し、批判が殺到します。

 

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 ロシアからの侵攻を受けるウクライナに、いち早く訪問し、リーダーシップを発揮した場面です。リーダーシップとカリスマ性を発揮した場面ではないでしょうか。

 

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 パーティー問題に加え、痴漢行為があったとされる議員を要職に任命した等により、閣僚からも支持が得られなくなり、辞任へと向かっていきます。辞任に至る経緯については、様々な評価があると思いますが、辞任の挨拶では、しっかりと自身の功績をアピールし、ユーモアを持って次にバトンを渡す姿は一定数評価されています。ターミネータ2のセリフ『Hasta la vista, baby』(地獄でまた会おうぜ!)と言って締めくくります。

 

ローズアイル蒸留所について

Britain's Prime Minister Boris Johnson tastes whisky during a general election campaign visit to Diageo's Roseisle Distillery near Elgin, north east Scotland, Thursday Nov. 7, 2019. Prime Minister Boris Johnson told British voters Wednesday that they have to back his Conservatives if they want an end to Brexit delays, as he tried to shake off a rocky start to the governing party's election campaign. (Daniel Leal-Olivas/Pool via AP)

引用元:Boris Johnson visits Teesside Tetley Tea factory for election campaign | Metro News

 選挙キャンペーン時に、ボリス・ジョンソン氏が訪問した、ディアジオ社の先進蒸留所である、ローズアイル蒸留所について簡単にご紹介します。最新鋭の技術と設備が整えられており、業界最大手の強さがわかる蒸留所です。

 

引用元:Roseisle Distillery - United Kingdom

 2009年に操業を開始した蒸留所になり、ローズアイル精麦所の敷地内に建設されています。持続可能な蒸留所を目指して、環境コンサル等で有名なAECOMと共に設計されました。蒸留所が消費する約80~85%を再生可能エネルギーで賄える状態になっているとの事です。

 設備自体も最新鋭であり、殆ど全ての工程がコンピュター管理されており、異なる原酒の造り分けや、原酒の状態モニタリング等がデジタルにできます。現段階では、殆どがディアジオ社のブレンド用として製造されており、ディアジオ社の主力製品であるジョニーウォーカー等で使用されているとのことです。ほんの一部シングルモルト用として出荷されましたが、グローバルでの需要はブレンデッドの方が圧倒的に多い為、今後もブレンド用として重宝される蒸留所になると思われます。

 

ジョニーウォーカーの銘柄ご紹介

 15年以上熟成された、複数のモルト原酒のみが使用されたブレンデッドモルトウイスキーになります。キーモルトはカリラ、タリスカー、クラガンモア、リンクウッド等になります。バランスに優れており、青りんごの様なフルーティさから、花の様なフローラルさ、そしてバランスの良いピート感。良い銘柄です。

 

 しっかりとした重厚感とピート感を味わえる、1本です。ピート好きにとっては楽しい銘柄であり、個性とバランスを兼ね備えたブレンデッドウイスキーです。

 

 ジョニーウォーカーシリーズの中でも上位に位置づけられており、青りんごのフルーティーさが全面に味わえる上品な銘柄です。価格的には高い部類に入りますが、それに見合った味わいです。是非自分へのご褒美や、大切な方へのプレゼントに!