ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【飲み方】ウイスキーを高速/長時間スワリングして飲む

【1】ウイスキーを高速/長時間スワリングした際の影響を理解できる

 

 ウイスキーやワイン等のお酒の入ったグラスを軽く回すことを『スワリング』と言います。その際に、高速且つ、長時間行った際にどのような影響があるのでしょうか。実際に試してみました。

 

スワリングとは

 スワリングとは、一般的にはお酒の入ったグラスを軽く回す事を意味します。お酒を空気と触れさせることで、香りを引き立たせ、アルコールの角が取れ、飲みやすくなります。

 スワリングとは上記の事を意味し、基本的には『ゆっくり回す』『軽く数回だけ行う』が基本となります。詳細を知りたい方は、以下の内容が分かりやすかったのでご参照下さい。

www.olive-hitomawashi.com

 

高速スワリングする

 上記記載の通り、『ゆっくり回す』『軽く数回だけ行う』が原則となりますが、真逆を行った場合どのようなウイスキーになるのでしょうか。本件について知っておかないと、人生を後悔しそうですので、この度実施することとしました。それでは試してみましょう!

 

■準備を行う

 グラスにウイスキーを入れて、長時間スワリングすると腱鞘炎になる為、今回は機械の手を借ります。本日準備するものは、100均で販売していた、『ミルクフォーマー』とウイスキーです。ある程度、変化が分かるようにする為、特徴のあるウイスキーを選定しました。今回も、ジャックダニエルシングルバレルを選定します。※毎回、君でごめん。

 

 今回使用する『高速スワリング装置』の作り方は至ってシンプルです。どこの家庭にもある、理科の実験用のスタンドに先ほど紹介しました、100均で購入した『ミルクフォーマー』を取り付けて、『ジャックダニエルシングルバレル』に挿入するだけです。義務教育で習う内容ですので、これ以上の解説は控えます。

 

■実施する

 それではスイッチON!!

 

 ウイスキーがこんな状態になっている姿、今まで見たことがないです。空気と戯れています。

 

 1時間後。もはやこの液体は何なのか、ビジュアルからは分からなくなってきました。

 

テイスティング

 左が高速/長時間回転させたウイスキー、右が注いだだけのウイスキーです。見た目からは全く区別はつかないです。一方、香りは圧倒的に、左の高速/長時間回転させた方がいいです。今回はバーボン(テネシー)で実践しましたので、木の良い香りがします。非常によい香りが立っています。多分、繊細なウイスキーで実施すると、薄い香りは押し殺されそうだなとも感じます。

 テイストに関しては、個人の好みが分かれると思いますが、私は高速/長時間スワリングした方が好きです。空気と触れまくっており、柔らかい舌触りとなっています。大人の余裕を更に醸し出している、『ジャックダニエルシングルバレル』となりました。人で例えるなら、『革靴を素足で履いているジローラモ』です。はい、伝わらないですよね。

 

まとめ

現在、ソムリエ界で言われている事に抗うこととなりますが、私は、スワリングを素早く、長時間行っても良いと考えます。その方が、活きるウイスキー銘柄はあると確信しました。ただし、かなり銘柄は選びそうです。

 

 以上、本日は高速/長時間スワリングを行うでした。是非、ジャックダニエルシングルバレルと共に試してみて下さい。