【1】ホットウイスキーに欠かせない『クローブ』について理解できる
【2】ホットウイスキーに合うと筆者が考える銘柄が理解できる
ウイスキー好きにとって、寒い冬には必ず飲みたくなる『ホットウイスキー』。単純にお湯で割るだけでも十分に楽しめますが、『クローブ』や『シナモン』を入れるとより味や香りに深みが出ます。今回はその『クローブ』とホットウイスキーに合う銘柄について見ていきたいと思います。
クローブとは何か?
クローブは別名、丁子(チョウシ)と呼ばれ、亜熱帯地方に生息している常緑樹であり約10mの木に年二回(夏と冬に)つぼみが成ります。それを収穫して乾燥させたものを一般的にクローブと呼びます。
※乾燥前の木になっているクローブ
引用元:チョウジ - Wikipedia
クローブは香辛料として扱われることが多く、バニラの様な香りと独特な漢方のような香りがします。そのまま食べると、香りとは真逆で、強い苦味がやってきます。ただし、苦味の中にすっとするような感覚もあり、後味はすっきりします。(噛みながら記事を書いていますが、苦い!)その為、古来中国では、口臭予防に食べられていたとか。私は、臭みを取る為に例えば、『豚の角煮』等を作る際にクローブを良く使用します。
クローブの効果・効能について(筆者の独断的感想)
多くの効果が期待されるそうですが、代表的な効果・効能について筆者独自の感想を述べます。
抗酸化作用
文字通り、酸化に抗う効果であり、美容やアンチエイジングが期待されます。とはいえ、毎日休肝日も設けずに、ウイスキーを飲みまくっている筆者にとっては、クローブ入りのホットウイスキーを飲んだところで、±0にもならないと確信しています。むしろ、抗酸化作用があることを言い訳にホットウイスキーをがぶ飲みしているので、私にとっては逆効果です。
抗菌作用
文字通り菌をやっつける効果があります。これは身をもって感じます。現在、風邪を引いているのですが、クローブ入りのホットウイスキーを飲むと喉の痛みが和らいだことが良くわかります。ただ、風邪の時にお酒を飲んでいる時点で、逆効果な気がしますので、喉の痛みをとりたいなら、通院してお医者さんに薬をもらいに行きましょう。
リラックス効果
香りが良くなり、ゆっくりホットウイスキーを楽しめるのでリラックス効果はあるように感じます。
上記の様に、『クローブ』には良い効果が多い??為、クローブ入りのホットウイスキーを飲みながらリラックスされてはいかがでしょうか?香りも良くなり、深みのあるホットウイスキーを味わえますよ。
ホットウイスキーに合う銘柄
ホットウイスキーに合う銘柄は、挙げだすときりがないのですが、私がホットウイスキーで使用するウイスキーを何点かご紹介します。
■サントリー オールド
華やかでスイートな香りを持ち、ドライフルーツのようなしっかりとしたテイストの為、お湯割りした場合に本銘柄の良さが発揮される。香り高い1杯を飲みたい場合はまずは本銘柄から試してみてはいかがでしょうか?
■オールドパー12年
アプリコットのような心地よいフルーツの香りを持ち、お湯割り等をしても香りや味崩れがしにくいのが特徴。フルーティーで華やかなホットウイスキーを飲みたい場合にお勧め。サントリーオールドと比較して、果実感がある仕上がり。
■タラモアデュー
アイリッシュらしいオイリーさとイチジクのような甘さを持っている本銘柄。お湯割りにすることで、オイリーさが良い働きをして、他の銘柄と比較してなめらかなテイストになる。また優しい甘さが口に広がり余韻も楽しい。
■メーカーズマーク
特有の甘さを引き出す、冬小麦を使用している本銘柄。冬小麦から生まれた優しい甘さと、オレンジやハチミツのような良い香りを持っている為、お湯割りにするとその良き特徴が際立つ。
■ブラックニッカクリアブレンド
ここで、ブラックニッカクリアブレンドなんかい!!と突っ込みを入れたくなるかもですが、良くも悪くも本銘柄は自身の主張をあまりしないので、シナモンやクローブを入れてアレンジした際に、一番アレンジした味を堪能できる。価格も他と比較してお求めやすい。