ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【スコッチ】ラガヴーリン8年を飲む・特徴と各種飲み方・評価について

【1】ラガヴーリン8年がどのようなウイスキーか理解できる

【2】各種飲み方での筆者個人的感想が分かる

 

 世界的に見ても非常に人気が高く、一時は品薄状態となったことのあるラガヴーリン。どのような銘柄なのでしょうか。それでは見ていきましょう!

ラガヴーリン8年とは

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引用元:LAGAVULIN | Moët Hennessy Diageo (mhdkk.com)
【情報】

・スコッチウイスキー(アイラ)

・アイラウイスキーの中で最もボディがリッチで重厚

・ピーティー且つなめらか

 ラガヴーリンのメジャーなラインアップは2種類あり、16年と8年になります。今回は8年にフォーカスを当てて解説します。ラガヴーリン8年はラガヴーリン蒸留所創立200周年を記念して2016年に限定販売された銘柄。しかし、人気がありすぎて通常のラインアップに追加されることとなりました。8年はラガヴーリンの良さを持ちながら、16年よりも押しが強いような味わいです。ラガヴーリンにぐっと押されると『惚れてしまうわな』といった感じです。

 完成度が非常に高く、ピートのスモーキーさの中に甘さや潮の味を感じ、飲んでいる間ゆっくりと時間が過ぎていく感覚を覚えます。

ラガヴーリン蒸留所について

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引用元:LAGAVULIN | Moët Hennessy Diageo (mhdkk.com)

 ラガヴーリン蒸留所の周辺は湿地帯であり、上質なピートが採れる事で有名な地域です。ほとりにあるソラン湖の水はピートが溶け込んでいる程、ピートに囲まれた地域に蒸留所は位置します。『LAGAVULIN』は『水車小屋のある湿地』という意味であり、名前がそのまま蒸留所の状況を表しております。

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 ポットスチルは玉ねぎ形で4基設置されており、2基のポットスチルで初留し、その後1基で再蒸留される。ラガヴーリンの特徴は蒸留時間の長さにあり、初留に約5時間、再留に10時間程かけてじっくり蒸留される。この時間の長さが重厚でリッチな味わいを生み出す一つの要素となっております。

テイスティング

 好みにもよりますが、ハイボール等は美味しいですが、本銘柄のリッチさを存分に味わう為、下記3つの方法でテイスティングします。

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■ストレート

 ん!なめらか!こんなに滑らかさの中に、スモーキーとみずみずしさが同居しているのは奇跡なんじゃないかと思う。口に含んでやってくるのはなにかしらの味ではなく『なめらか』という感覚。その後に、ピートのスモーキーさと潮の味と重厚感がやってくる。余韻も長く続く。これ、加水する必要ないのではないか...

■少量の加水

 加水することで、重厚感と滑らかさが減り、ピートの香りと味の主張が強くなった印象。悪くはなく、ラガヴーリンを楽しめる飲み方ではある。一方、滑らかさが減少し、少しもったいなさも感じる。

■ロック

 ロックにすることで、潮の香りと味が強くなる印象。他のアイラウイスキーに似たテイストとなる。ラガヴーリンとアードベックの中間のような感覚。悪くなく、個人的には好き。でもストレートには適わないといった感想。

 

以上、本日はラガヴーリン8年をレビューしました。朝から酔った。