【1】グレンモーレンジィ オリジナルがどのようなウイスキーか理解できる
【2】各種飲み方での筆者個人的感想が分かる
グレンモーレンジィ オリジナルとは
【情報】
・スコッチウイスキー(ハイランド)
・スイートで滑らかで磨き抜かれたウイスキー(飲みやすい)
まず見て頂きたいのは、ウイスキーの色。この輝きには美しい限りです。しかし、見た目だけでなく中身も非常に良く、洗練されており、香りはハチミツやバニラの中にシトラスの様な爽やかも兼ね備える。テイストも滑らかで、スイートかつスムーズ。申し分ないと個人的には思います。
マーケティング面でも攻めの姿勢があり、メジャーな飲み方に加えて様々な飲み方や楽しみ方を提案しています。女性の新規顧客も積極的に取り込もうとしているように見受けられます。詳細はホームページリンクを参照ください。面白くて、一日中見てられます。
グレンモーレンジィを愉しむ | グレンモーレンジィ スペシャルサイト (mhdkk.com)
グレンモーレンジィ蒸留所について
引用元:ブランドストーリー | グレンモーレンジィ スペシャルサイト (mhdkk.com)
1843年、ウィリアム・マセソンによって設立されました。設立時は古いビール工場を改修して蒸留所を設立した歴史を持ちます。蒸留所の設立には多額の費用がかかります。初期費用が莫大であり、それに加え、熟成期間が必要になり熟成が完了する数年間は赤字を垂れ流すからです。
グレンモーレンジィも創業当初資金面で苦しく、当時はポットスチルを新規で購入する事ができませんでした。そこで、当時ビール工場にあった、ジンの蒸留で使用される首が長いポットスチルを使用してウイスキー造りを行ったのが、この洗練された味を生み出す契機となります。
引用元:ブランドストーリー | グレンモーレンジィ スペシャルサイト (mhdkk.com)
グレンモーレンジィでは、5.14mにも及ぶ、スコットランドで最も背の高いポットスチル(蒸留器)を使用しています。
その高さは、なんと大人のキリンと同じ…!重たいアルコール蒸気はポットスチルを登りきることができないため、軽やかなアルコール蒸気の中から、フルーティーでフローラルな成分だけが抽出できます。のっぽのポットスチルは華やかなアロマとエレガントな味わいを生む大事な要素です。
また、熟成では多くの種類の異なる樽を使用することで有名であり、『樽のパイオニア』と呼ばれています。一度熟成した原酒をポート、シェリー等のワイン樽に詰め替えて更に熟成させるウッドフィニッシュと呼ばれるスタイルを取っています。また、バーボン樽へのこだわりから、アメリカから原木から買い付けるなど、熟成に特に力を入れている事が伺えます。
仕込み水については、ミネラルを沢山含んだ硬度190の硬水を使用しており、このミネラル豊富な仕込み水が、クリーミーでフローラルな味わいを生み出します。
テイスティング
■ストレート
一般的にはグレンモーレンジィはハイボールが合うといわれていますが、私の推しはストレートです。本銘柄の特徴である香りを存分に楽しめます。ハチミツとバニラの香りが心地良いです。ただ、アルコールの味も濃いので、苦手な方は加水された方がより楽しめるかもです。
■少量の加水
少量の加水をするとオークの香りが強くなり、香りもマイルドになり優しい感じがします。グレンモーレンジィの良さがより分かる気がします。ただ、加水量が多いと、個人的には味が崩れ出すと感じます。
■ロック
ロックもおいしいですが、香りは若干閉じてしましまう感じがします。コスト的には安くはないのであえてグレンモーレンジィでロックにする理由はあまりないかなと個人的には感じます。
おいしい。香りを楽しむハイボールという感じです。香りが良い爽快なハイボールです。切れも良い。一方、濃いめや癖の強いハイボールが好きな方には物足りなさを感じる傾向にありそうです。そのような方は濃いめに作られることをお勧めします。
■バニラハイボール
ハイボールに2~3滴バニラエッセンスを滴下します。もともとバニラの様な香りがするので、本来の香りを邪魔することなく、少しスイーツ感を強めることができます。こうすることで、あまりウイスキーは...という方でも十分楽しめると思います。
以上、本日はグレンモージィを飲むでした。良き銘柄です。