【1】ライ・ウイスキー銘柄の一例を知れる
【2】コーン・ウイスキー銘柄の一例を知れる
【2】筆者が好きな銘柄が垣間見える。(自己満)
国内ではアメリカンといえば、バーボンが一般的ですが、楽しめるライ・ウイスキーやコーン・ウイスキーも沢山あります。それではどのような銘柄があるのでしょうか?見ていきましょう!
ウイスキー探しは良きパートナー探しと同じで相性なので、ランキング付け等はせず、順不同で紹介します。本紹介にブレンデッド・ウイスキーも含ませて頂きます。
■テンプルトン ライ
あのアル・カポネが愛飲した銘柄。原料の90%以上がライ麦であり、蒸留時にポットスチルを使用する単式蒸留を採用。その為、非常に風味が豊かであり、初めて飲んだ時、これがライ・ウイスキーなのか!と感動した。アル・カポネは投獄中、ありとあらゆる手段を使用して入手して、隠れて飲んでいたとか。
■オールド・オーヴァーホルト
かつては、アメリカといえばバーボンではなくライであり、その200年前当時の製法を守り続けた銘柄。ライ麦特有のスパイシーさを強く感じられる銘柄。ライを試されたいのであれば、是非本銘柄を試して頂きたい。
■ワイルドターキー ライ
他のライ・ウイスキーと比較して比較的長い5年程熟成させた原酒を使用している。その為、味わい深いテイストとなっており、ライのスパーシーさも少しマイルドになっているように感じる。ウイスキーカクテルレシピとの相性がよく、カクテル等で使用される場合が多い。
■ジムビーム ライ
バーボンのジムビーム同様、非常に飲みやすいようにライトに造られているが、ライのスパイシーさも優しい具合に感じる銘柄。ライを始めて飲むけど、自分に合うかどうか不安という方は、まずは本銘柄から飲んでみるのが良いと個人的には思う。
■シーグラム セブンクラウン
禁酒法が廃止され翌年に発売された銘柄。当時、粗悪なウイスキーしかない中、品質にこだわり、アメリカ初のブレンデッドとして世に放たれた。軽い口当たりとまろやかさがあり、現代でも非常に人気がある。
■ノブクリーク ライ
バーボンのノブクリークと同様、非常に力強い味わいとなっており、ノブクリークらしさがある。一方で、バーボンのノブクリークと比較し、コクがより深くなっており、スパイシーさと調和している。個人的にはバーボンのノブクリークよりも愛飲機会が多い。
■エズラ・ブルック ストレートライ
他のライよりもトウモロコシの使用比率が多い為、ライ・ウイスキーの中ではスパイシーの中に甘みを感じる銘柄。価格も比較的お手頃で飲みやすいので、ジムビームライ同様、ライを始めて飲む方には特におすすめ。
■ジョージアムーン コーンウイスキー
コーンウイスキーはバーボンと異なり、熟成の縛りが無い為(ストレートコーンウイスキーは除く)本製品の熟成期間は30日以下となっており、また本製品は着色等もなく無色透明。コーンって甘くないの....?!と初めて飲まれた方は感じるかもです。熟成も無い為、アルコールの刺々しさがガツンとくる。その中にほのかにコーンを感じる。
■メロウ コーンウイスキー
『メロウ』と名前になっている通り、オイリー且つなめらかで非常に口当たりの良いテイスト。コーンの優しいあまさとスパイシーさの調和が良い。ただし、飲みやすさに身を任せると...アルコール度数50%が身体を巡る...。
以上、本日はライ・ウイスキー/コーン・ウイスキーについて見てきました。あまり馴染みがないかもしれませんが、味わい深い銘柄も沢山ある為、是非試してみてください。