【1】ハイランド・モルトウイスキーの銘柄の一例を知れる
【2】筆者が好きな銘柄が垣間見える。(自己満)
筆者のお勧めのハイランド・モルトウイスキーを勝手に紹介していきます。
ウイスキー探しは良きパートナー探しと同じで相性なので、ランキング付け等はせず、順不同で紹介します。それではいってみましょう!ハイランド・モルトウイスキーのお勧めは多いですよ!
■グレンモーレンジィ オリジナル
この美しい輝きは人々を魅了します。ただし、見た目だけでなく中身も非常に良く、洗練されている。香りはハチミツやバニラの中にシトラスの様な爽やかも兼ね備える。テイストも滑らかで、スイートかつスムーズ。申し分ない。
簡単に蒸留所を紹介すると、本蒸留所は古いビール工場を改修して設立されました。当時は資金がなく、その工場にあった、ジン用のスチルをそのまま使用して蒸留が行われ、これが本ウイスキーの特徴を生み出す契機となります。また、熟成では多くの種類の異なる樽を使用することで有名であり、『樽のパイオニア』と呼ばれています。
■トマーティン 12年
熟成に特にこだわりを持っており、シェリー樽、バーボン樽で熟成した後、さらに原酒をヴァッティングし8か月間シェリー樽で熟成されています。その為、シェリー系の香と味の中に、ピーティーさがあります。ドライで飲みやすいです。
※『ヴァッティング』とは複数の樽で熟成された同種類のウイスキー原酒を混ぜ合わせる事。
■アバフェルディ 12年
もともと、『デュワーズ』の原酒を造る為に建設された経緯がある。その後、1998年にバカルディ社に買収され、『デュワーズ・ワールド・オブ・ウイスキー』をオープンさせて観光地化させた。その為、日本ではあまり馴染みがないかもですが、グローバルでは有名な銘柄です。フルーティーかつまろやかなテイストで、万人受けしやすい銘柄だと思います。
■ダルモア 12年
ボトル正面に大きく雄鹿が描かれているのが特徴で、かつてのダルモア蒸留所のオーナーのマッケンジー家の紋章となっています。ダルモア蒸留所がある北部では、鹿狩りが現在でも盛んにおこなわれている、自然豊かな地域となっています。
香りは非常にフルーティーであり、オレンジマーマレードの中に、スパイスが効いているように感じる。その奥に、ラムレーズンのような香りもする。
ボディーは比較的しっかりしているが、スーッと飲める。柑橘系とバニラのテイストとなっている。ハイランドの方々は良く食後酒として加水してゆっくり味わうらしいです。
■オーバン 14年
西ハイランドを代表する有名な銘柄であり、オーバンは古くから栄えた港町の名称。
レーズンやチェリーの様な香りの中に、海の香りもして、アイランズウイスキーをフルーティーにした感覚に近いかもです。そして、生姜のようなスパイシーさと、その後に木の香が口に漂います。
■クライヌリッシュ14年
まずは、ボトルに描かれた猫がかわいい!そんな理由でもよいので、まずは飲んでみてもらいたい銘柄。『スコッチウイスキーのすべてのテイストを含んでいる』と言われる程の銘酒。軟らかいフルーティーさの中に、海の味を感じる。ボディはミディアムであるが、飲みやすくしかも飲んだ満足感が大きい。後味はスイートで余韻が長く続く。
■グレンドロナック12年
熟成時にはすべて、シェリー樽のみで行うウイスキー。2種類のシェリー樽を使い分けており、ブレンドされている。テイストはハイランドらしいフルーティーさであるが、ビターでもある。
■ロイヤルロッホナガー12年
名前が複雑で、舌を噛んでしまうわ!しかし、非常に由緒正しきウイスキー。ヴィクトリア女王が好んでおり、王室の御用達の証である『ロイヤルワラント』が授与された蒸留所で造られたウイスキー。フルーティー且つドライ。ヴィクトリア女王もそのようなお方であったのだろうか。
■ダルウィニー15年
『じゃあ今日パルコまえでダルウィニー!!』って女子高生が言ってそう。そうダルウィニーとは『出会う場所』という意味です。柔らかい味で、自己主張は少なめ。非常にシンプルで素朴な味。和食全般、おでんや、お刺身とよく合わせて飲みます。ホットウイスキーでもおいしいよ!熱燗代わりに是非。
■バルブレア1999 セカンドリリース
まずは、フルーティー!!そして、バニラの中でも上品なバニラの味がします。ハーゲンダッツのような上品なバニラの味です。そして最後にスパイシー。舌が忙しいが心地いい。この銘柄を飲んだ事ある方は少ないんじゃないかと思われる。バーでもあまり見ないかも。
以上、ハイランド・モルトウイスキーの紹介でした。上記以外にも沢山銘柄はあるので、是非お勧め教えてください。