ウイスキー、時々和食

-CHIKURYA WHISKY-

【スコッチ】アイランズ・モルトウイスキーの特徴と銘柄について

【1】アイランズ・モルトウイスキーの特徴が理解できる。

【2】アイランズ・モルトウイスキー銘柄の一例を知れる。

 

 島のモルトウイスキーとして、アイラ同様個性的な蒸留所、銘柄が多いアイランズ・モルトウイスキー。どのような特徴があり、どのような銘柄があるのでしょうか。それでは見ていきましょう!

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 スコッチの6大産地について知りたい場合は、以下を参照ください。

chikurya.hatenablog.com

アイランズについて

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 アイラ島を除く、スコットランドの北岸から西岸にかけて点在する島々で構成されている地域。構成されている島それぞれに蒸留所があり、どれも個性的で一概に味を説明できないが、アイラ同様、海の味がしてスパイシーな銘柄が多い傾向にある。一例をあげると『タリスカー』。

アイランズの蒸留所について

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 アイランズには6つの主要の島があり、それぞれの島に個性豊かな蒸留所があります。蒸留所は私の知る限りでは全部で7つになります。

・アビンジャラク(ルイス島)

・タリスカー(スカイ島)

・ハイランドパーク(オークニー諸島)

・スキャパ(オークニー諸島)

・トバモリー(マル島)

・アイル・オブ・アラン(アラン島)

・アイル・オブ・ジュラ(ジュラ島)

アイランズ・モルトウイスキーの特徴について

 各蒸留所が個性を持っており、一言で表す言葉はこの世になさそうです。アイラのように海の味を感じるものから、まったく海っぽさ、スモーキーさを感じないものまであります。

主要な銘柄について

■タリスカー(スカイ島)

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 『だれや、ウイスキーに胡椒をかけたんは?!もったいない事すんな!』と私の母がこのウイスキーを飲んだら言いそうなコメントです。島っぽさもあり、潮の味もして、且つその奥にビターオレンジのような味がします。私はバーのマスターに勧められて、ハイボールで飲んでからはまりました。是非ハイボールで一度は飲んでみてください。

 

■スキャパ(オークニー諸島)

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 まずは、ボトルが美しいフォルムとなっております。そのフォルムの通り、中身もフローラルの中にハーブのような風味を感じる上品な一品です。ボディーもしっかりしており、飲みごたえもあります。どんな飲み方にも対応でき、出会ったら最後、多くの人を虜にします。

 

■アランモルト(アラン島)

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 第一の感想は、『のみやすい!!』。その理由はノンピート麦芽を使用しており癖がなく、どのような飲み方でも楽しめる為。アイラ・モルトウイスキーを知っていると、本当の島のウイスキー?と疑いたくなる。香りはバニラのようなシトラスのような。値段と味のバランスがとても良い。お手頃。

 

■ハイランドパーク(オークニー諸島)

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 スパニッシュオークとアメリカンオークのシェリー樽で熟成されており、深みのある甘さが特徴的。どやったら、この甘さとスモーキーのバランスを保てるのか?と思わせる銘柄。私は生牡蠣に少し垂らしてたべます。このスモーキーと甘さが牡蠣のうまみを引き出すのです。

 

以上、本日はアイランズ・モルトウイスキーの特徴について見てきました。素敵な銘柄に出会えますように。